【漫画で分かる】「以外」と「意外」の違いとは？意味・使い分けをわかりやすく解説！

この記事では、マンガを使ってわかりやすく、「以外」と「意外」の意味や違い、用例などを深掘りしていくよ。

「以外」と「意外」の違い

｢以外｣と｢意外｣は日常的によく使われる言葉です。

どちらも｢いがい｣と読みますが、意味が異なるため、メールや手紙など文章で伝える際に正しく使い分ける必要があります。

この2つの言葉を正確に使い分けられているでしょうか。

文脈に応じて使い分けることができると表現の幅広がるよ。違いを理解し、ぜひ自信を持って使い分けられるようになろうね♪

「以外」とは？マンガで使い方をわかりやすく解説

「以外」は「そのほかであること、またそのほかのもの」「それより外側であること」という意味を持ちます。

• 「彼以外は全員出席した」
• 「関係者以外立ち入り禁止区域」

などのように使われます。

「以外」の「以」は「もって」「もちいる」と読み、「ある時、あるところを起点としてそれより」という意味を持ちます。

時間・範囲・方向などの起点を示す語として使用されます。

「以外」の「外」は「そと」「ほか」と読み、「ある範囲からはずれた外側」という意味を持ちます。

したがって「以外」はある範囲や事柄の外側という意味になります。

「以外」は何かを限定したり、特定の範囲を除外する際に使われるんだ。一方「意外」は意味がまったく異なる言葉になるんだ。

「意外」とは？マンガで使い方をわかりやすく解説

「意外」は「考えていた状態と非常に違っていること、またその様」という意味を持ちます。

• 「その事件は意外な展開を見せた」
• 「この映画は意外と面白かった」

などのように使われます。

「意外」の「意」は「こころ」「おもう」と読み、「こころ」「きもち」「思い」「考え」という意味を持ちます。

「外」は上述したとおり「そと」「ほか」と読み、「ある範囲からはずれた外側」という意味を持ちます。

したがって「意外」は「考えの外」「思っていた状態と違う」「予想していたことと違う」という意味になります。

「意外」は驚きや予想外の出来事、結果に対して使われ、物事が予想と異なる場合に感情を表現する言葉として用いられます。

「以外」と「意外」の使い分け

「以外」「意外」は同じ読みですが意味が異なります。そのため文脈に応じて適切な方を選択することが重要です。

理解度チェック！「以外」「意外」のクイズ問題

Q1
「彼意外は全員出席した」という使い方は正しい？

A1
間違い。正解は、「彼以外は全員出席した」です。

Q2
「関係者〇〇立ち入り禁止区域」。「〇〇」に入る言葉は「以外」と「意外」どちら？

A2
以外

「以外」は何かを限定したり、特定の範囲を除外する際に使われるよ。

Q3
「〇〇」は「考えていた状態と非常に違っていること、またその様」という意味です。「〇〇」に入る言葉は「以外」と「意外」どちら？

A3
意外

Q4
「この映画は以外と面白かった」という使い方は正しい？

A4
間違い。正解は、「この映画は意外と面白かった」です。

Q5
「〇〇」は驚きや予想外の出来事、結果に対して使われ、物事が予想と異なる場合に感情を表現する言葉です。「〇〇」に入る言葉は「以外」と「意外」どちら？

A5
意外

「以外」は除外する範囲を表し、「意外」は予想外のことに対する驚きを表すよ。

記事の参考文献

北澤篤史サイト責任者

漢字熟語・四字熟語・ことわざ・慣用句の専門家。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし：ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求：人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。