
「朗報」と「吉報」の違い
「朗報」と「吉報」は、いずれも「よい知らせ」を意味しますが、それぞれのニュアンスや使われ方には違いがあります。
日常会話やニュース、ビジネスの場などで使われることが多いですが、「朗報」と「吉報」にはどのような違いがあるのでしょうか?
似たような言葉ですが、正しく使い分けることで、より的確な表現ができるようになります。

「朗報」とは?マンガで使い方をわかりやすく解説

「朗報」とは、「明るく喜ばしい知らせ」を意味します。
「朗報」の「朗」は、「ほがらか」「明るい」といった意味を持ち、「報」は「知らせ」「報告」を意味します。
したがって、「朗報」は「明るく希望の持てる知らせ」「気分が前向きになる報告」といったニュアンスを含みます。

なお「朗報」の類義語は、「喜報(きほう)」「福音(ふくいん)」などが挙げられ
- 「アメリカにいる姉から朗報が届いた」
- 「実家からの朗報に胸をときめかせる」
- 「消費税減税は私たちにとっての朗報だ」
のように使われます。
「朗報」とは、明るく前向きな気分になれる知らせを指し、希望を感じさせるニュアンスが特徴です。
例えば、新薬の開発成功や環境問題の改善といった社会的にポジティブなニュースなど、未来への期待感を含む知らせに使われることが多くなります。

「吉報」とは?マンガで使い方をわかりやすく解説

「吉報」とは、「おめでたい知らせ」「慶事に関する良い知らせ」を意味します。
「吉報」の「吉」は、「めでたい」「縁起がよい」という意味を持ち、「報」は「知らせ」「報告」を意味します。
したがって、「吉報」は「おめでたい知らせ」を指します。

なお「吉報」の類義語は、「慶報(けいほう)」「賀報(がほう)」「瑞報(ずいほう)」などが挙げられ、
- 「親友からの吉報に涙が止まらない」
- 「努力した生徒たちの吉報を期待している」
- 「長らく中止していたプロ野球開幕の吉報に一息つく」
などのように使われます。
「吉報」は、結婚や出産、受験合格などの「おめでたい出来事に関する知らせ」を指します。
「朗報」と違い、単に明るいニュースというだけではなく、祝福すべき慶事に関する知らせに限定される点が特徴です。

「朗報」と「吉報」の使い分け
「朗報」は「明るく希望の持てる知らせ」を意味し、将来に向けたポジティブな気持ちをもたらすニュースに使われます。
一方で、「吉報」は「おめでたい知らせ」を意味し、結婚・出産・受験合格などの慶事に関する報告に使われます。
例えば、「新しい治療法が開発された」というニュースは、健康に関する明るい話題であり、未来に希望をもたらすため「朗報」となります。
しかし、「友人の結婚が決まった」という知らせは、めでたい出来事であるため、「吉報」として表現されます。
理解度チェック!「朗報」「吉報」のクイズ問題

Q1
「消費税減税は私たちにとっての吉報だ」という使い方は正しい?
A1
間違い。正解は「消費税減税は私たちにとっての朗報だ」です。
Q2
「〇〇」の類義語は、「喜報(きほう)」「福音(ふくいん)」などが挙げられます。「〇〇」に入る言葉は「吉報」と「朗報」どちら?
A2
朗報
Q3
「〇〇」は、結婚や出産、受験合格などの「おめでたい出来事に関する知らせ」を意味する言葉です。「〇〇」に入る言葉は「吉報」と「朗報」どちら?
A3
吉報
Q4
「〇〇」の類義語は、「慶報(けいほう)」「賀報(がほう)」「瑞報(ずいほう)」などが挙げられます。「〇〇」に入る言葉は「吉報」と「朗報」どちら?
A4
吉報
Q5
「高校受験のために努力した生徒たちの朗報を期待している」という使い方は正しい?
A5
間違い。正解は「高校受験のために努力した生徒たちの吉報を期待している」です。